富士山、ことしの夏から通行料最大3千円徴収
富士山、ことしの夏から通行料最大3千円徴収
日本で最も高い山(標高3776メートル)で有名観光地である富士山が観光客の急増に伴うオーバーツーリズムに悩まされている中、7月から登山客に通行料2,000円を徴収する。

「日本経済新聞」と「CNN」などによると5日、山梨県議会は富士山の登山客を対象に1人当り2,000円の通行料を徴収する条例を4日に全会一致で通過させた。

富士山登山道の一部を県の施設と位置付け、入山規制を強化して混雑回避を図る狙いだ。現在は「富士山保全協力金」という名目で登山客から任意で1,000円を徴収しているものとは別に徴収されるため、1人当りの最大負担額は3,000円となる。

山梨県の長崎幸太郎知事は、「富士山登山に対する総合的な安全対策を強力に推進して、世界の宝である富士山を後世に継承する」と述べた。

山梨県の「吉田ルート」は、午後4時から翌日午前2時までは山小屋宿泊者以外の通行を制限し、1日当たりの登山者は4000人を上限とする。山小屋の予約を取らずに夜通し山頂を目指して歩く「弾丸登山」が相次ぎ、事故の増加が懸念されるために設けられた措置とみられる。

また、別の富士山登山道がある静岡県も、今夏から夜間の登山を制限する。ただし、現行の保全協力金以外は徴収しない方針だ。
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