中国南方航空、乗客が飛行機のエンジンに硬貨を投げる…安全祈願のため？＝中国報道

中国南方航空CZ8805便で、乗客が飛行機のエンジンに向かって硬貨を投げたため、航空便に遅延が発生した。

6日午前、海南市三亜（さんあ）市から北京に向かう中国南方航空CZ8805便で、乗客が飛行機のエンジンに向かって硬貨を投げたことが確認された。安全点検を行ったところ、飛行機の胴体近くで6枚の硬貨が見つかったという。

これにより、6日午前10時ごろ（現地時間）に出発予定だったCZ8805便に約4時間の遅れが生じ、同日午後2時17分に離陸した。

硬貨を投げた乗客は、警察に連行され調査を受けている。

中国のネットユーザーからは「また安全を祈るためにこんなことを？」、「永久に搭乗禁止にすべき」などの声が上がっている。

中国南方航空では、2019年4月にも乗客が飛行機のエンジンに向かって6枚の硬貨を投げ、出発が遅れる騒ぎが発生している。この乗客はその後、警察で7日間の行政拘留とされた。