「医学部増員500人以下が適当」=大韓外科医師会長
「医学部増員500人以下が適当」=大韓外科医師会長
外科医師会の学術大会で、500人以下の水準で医学部の定員を増やすものの、忌避診療科目に対する支援が先に行われるべきという主張が出た。

大韓外科医師会のイ・セラ会長は10日、ソウル・ソデムン(西大門)区のグランドスイスホテルで開かれた春季学術大会で「医学部の増員には賛成する」と前提した後、「突然2000人を増やしては問題を解決できないので、500人以下の規模で徐々に定員を増やすことを政府が医療界と議論しなければならない」と明らかにした。

続けて、「昨年10月にソウル市医師会で医学部の増員についてアンケートを実施した結果、回答者の約25%が増員に賛成し、多数が500人以下の規模の増員に同意した」と説明した。

同会長は8%に縛られた健康保険料率を引き上げ、健康保険国庫支援金をまともに負担するという前提をしてこそ、このような増員が可能となるという話も付け加えた。

政府の動きには批判の声を上げた。同会長は「政府が脅してばかりしていては自発的に医業を放棄して隠れてしまった専攻医らを引き出すことはできない」とし「拘束や処罰のような話を繰り返すのは交渉する姿勢ではない」と主張した。

ただし、医師らも努力が必要であると伝えた。同会長は「必須医療を助けて、忌避科と他科とのバランスを保ち、専攻医らが本来の位置に戻れるよう医師自ら自浄しようという意味の『メディカル・プロフェッショナルリズム』を提案したい」とし「複雑に絡み合った医療政策を改善する作業に政府だけでなく医師らの努力も必要だ」と述べた。
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