A6ラインは、同社が既存のL8ラインを改造して構築する8.6世代(2290×2620mm)のIT用OLEDラインだ。同社にとって6番目のOLEDラインとなる。
最近では新規ライン内でクリーンルームの設置工事を終え、OLED用の有機材料をディスプレーの画素として作る際に必要な製造設備を搬入。年内には主要な設備を設置し、2026年から本格的な量産体制に入る計画だ。
これに先立ち同社は昨年4月、世界で初めて8.6世代のIT用OLEDへ、2026年までに4兆1000億ウォン(約4578億5071万円)を投資し、年産1000万台のノートパソコン用パネル生産ラインを構築すると明かしていた。
サムスンディスプレーは2019年、業界で初めてIT用OLED事業を開始した。これまでの5年間で世界のさまざまな企業と協力し、市場の拡大に努めている。昨年だけでもノートパソコンメーカー17社と協力し、50種以上のノートパソコン用OLEDを提供した。
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