慶州市、空き家を村ホテルに改修...国内外の観光客に開放=韓国
慶州市、空き家を村ホテルに改修...国内外の観光客に開放=韓国
韓国の歴史都市慶州市は、空き家を村ホテルに改修する事業を推進している。村ホテルとは空き家を改修した宿泊施設だ。関連法の改正で外国人観光客だけでなく、国内の観光客も利用できるようになった。

 慶州市は11日、幸福ファン村都市再生事業の一環として建設された村ホテル「幸福クムジャリ」で、自国民宿泊特例転換の看板上掲式を実施した。これは、観光振興法が改正され、都市再生のために設立された村企業に限り、外国人だけでなく自国民も宿泊できるようになったことを示すものだ。今回の自国民宿泊特例転換は慶尚北道で初めてのことで、この日の看板上掲式はこれまでの成果を激励するために行われた。

 この日、「幸福クムジャリ」のほか、「ブループラネット」、「ファンオ旅館」、「ステイファンチョン」など3つの村ホテルも同様の看板を受け取った。記念イベントにはチュ・ナクヨン(朱洛栄)慶州市長やチョン・スギョン幸福ファン村協同組合理事長ら約40人が参加した。

 朱市長は、「2025年APEC首脳会議の慶州誘致と5000万人の慶州観光の時代に、都市再生事業地区内に国内外の観光客を迎えられる村ホテルができ、期待が高まる。住民が運営する村共同体事業が慶州観光や地域経済の活性化に役立つよう関心を持ち、引き続き支援したい」と述べた。

 チョン理事長は「慶州市の積極的な支援により、幸福ファン村が慶州ローカル旅行の名所として成長し、地域経済の活性化に貢献できるよう努力したい」と述べた。

 慶州市は今後も空き家活用事業を拡大し、村ホテルの数を増やす計画だ。現在9か所が上半期中に登録を予定している。これらはすべて放置された空き家活用事業の一環として村ホテルに転換するもので、地域商圏の回復や空き家整備において一石二鳥の効果が期待される。
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