「月給60万ウォン」…済州道が雇用した新人アナウンサーの正体とは?=韓国
「月給60万ウォン」…済州道が雇用した新人アナウンサーの正体とは?=韓国
チェジュ(済州)道の報道官室に人ではない「バーチャル」のアナウンサーが入社した。

11日済州特別自治道は済州道庁の政策と情報を伝える道政政策映像ニュース「ウィークリー済州」にAI(人工知能)アナウンサーを導入したと明らかにした。AIアナウンサーの名前は「ジェイナ(J-NA)」だ。「済州ニュースAI」のアルファベットの頭文字を取っている。

済州道庁報道官室に所属するジェイナは今月からユーチューブチャンネル「光輝く済州TV」を通じ道民や公職者にさまざまな政策情報を伝えている。ただ、人工知能に基づく学習能力は持っておらず、決められた文句を読む形式だ。

ジェイナは済州道が作ったキャラクターではなく、サービス業者が持つサンプルを使用したものだ。毎月60万ウォン(約6万7000円)前後の使用料を払っている。つまり月給が60万ウォンということになる。

済州道はジェイナを活用することで時間と場所の制約を受けず費用を削減することができると説明した。道関係者は、「報道官室の業務報告時に道政の情報を伝えるニュースを自主製作する計画が提示された」とし、「実際のアナウンサーの場合は費用負担が大きく、効率性を模索したところ、ジェイナを使用することになった」と話している。

一方、ジェイナが出演する「ウィークリー済州」は毎週金曜日、済州道のホームページと公式ユーチューブチャンネル「光輝く済州TV」を通じ確認することができる。
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