尹大統領はこの日、チョンワデ(青瓦台・元大統領府)のサンチュンジェ(常春斎)で開かれた宗教界指導者たちとの昼食懇談会で「次の国会がどのように構成されるかはまだわからないが、与野党が力を合わせ民生問題を解決していくことができればと思う」と語ったと、韓国大統領室の報道官が伝えた。
尹大統領はつづけて「(大統領)就任以降、国政運営のため専門家を中心に意見を聞き、昨年末からは民生について国民の声を直接聞こうと現場を直接訪ね始め、それが今の民生討論会へと発展した」と説明した。
尹大統領の就任以降3回目となる今回の宗教指導者懇談会には、韓国教会総連合代表会長のチャン・ジョンヒョン牧師、スウォン(水原)中央バプテスト教会のキム・チャンファン牧師、大韓仏教曹渓宗総務院長のチヌ(真愚)僧侶、韓国カトリック主教会議のイ・ヨンフン議長、カトリックソウル大学教区のチョン・スンテク教区長、円仏教のナ・サンホ矯正院長、儒教のチェ・ジョンス成均館長、天道教のチュ・ヨンドク教領代行、韓国民族宗教協議会のキム・リョンハ会長が出席した。
尹大統領は、各宗教界がこれまで政府の医療改革を支持する声明を発表したことに対し謝意を示し「宗教界が生命尊重の思いを込め医療改革を応援してくださったことが、政策を推進するにおいて大きな力となった」と語った。
キリスト教(カトリック・プロテスタント)・円仏教・儒教・韓国民族宗教協議会などの各宗教界は、計18回にわたり医療界の集団行動に関する声明文を発表した。
宗教指導者たちは「政府の努力に応(こた)え、宗教界が共に声明を出す方向も検討しよう」「われわれが医師協会に会って説得する必要があるのかについても考えてみる」などの意見が出たという。
この日の昼食会は予定時間を超え2時間ほど行なわれた。
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