米国、ウクライナに弾薬などの支援再開…中断から3か月で
米国、ウクライナに弾薬などの支援再開…中断から3か月で
米国が予算を削減して確保した財源で、ウクライナ支援を再開した。ただし長期的な支援が行われるためには、依然として共和党の協力が切実な状況だ。

 12日(現地時間)、ロイター通信などによると、米ホワイトハウスは同日、ウクライナに3億ドル規模の砲弾と対空ミサイルなどを支援すると発表した。昨年末、予算が底をつき、ウクライナへの支援が中止されてから3ヵ月ぶりのことだ。米国は既存の予算を削減し、ウクライナ支援のための財源を確保した。

 ただし戦争の状況を考えれば今回の支援は「雀の涙」というのが米政府の説明だ。ホワイトハウスのサリバン国家安保補佐官は「(今回支援される武器で)ウクライナを支援できるのは数週間だけだろう」とし「ウクライナの需要を満たすのに十分ではなく、ウクライナの弾薬不足を解消することはできない」と話した。

 バイデン政権は601億ドルにのぼるウクライナ支援予算を編成したが、下院多数党の共和党の反対に阻まれている。ウクライナ支援に懐疑的な共和党強硬派は、ウクライナを支援する見返りに米国の国境警備を強化することを要求している。さらに、共和党大統領候補に事実上確定したトランプ元大統領は、自分が政権を握ればウクライナ支援を中断するという意思を示している。
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