韓国教育当局によると、チェジュ(済州)の高校で3年生の担任を受け持っているA教師は今月13日、自身のクラスの生徒が集まったチャットルームに3年生409人全員の成績が入ったファイルを流出した。
このファイルには生徒の名前とクラスはもちろん、1、2年生の時の内申成績、模擬試験の成績も詳細に記載されているだけでなく、生徒個々人がどの選考で大学入試を準備しているかまでも記録されていた。
教師は約10分後に流出の事実を確認しチャットルームを閉じた。しかし生徒らがファイルをダウンロードしSNSに載せるなど、すでに拡散されていた。
この学校の校長は、「教師だけが見ることのできるファイルだったが、この教師が生徒の非教科活動の内容だけが入ったファイルと勘違いしチャットルームに載せた」とし、「ファイルの中の隠しフィルター機能により個人情報が入っていることを知らずにチャットルームに載せてしまった」と説明した。
しかしこの教師の失敗は今回が初めてではなかった。
昨年にもチャットルームに中間試験前の英語試験用紙を家庭通信と間違えて送り、注意を受けた。冬休みにはクラス編成が完了する前に編成情報をチャットルームに載せた。
この教師は問題が明るみに出ると生徒らに公式的に謝罪した。
学校側は人事委員会を開き教師を担任業務から排除した。
チェジュド(済州道)教育庁も生徒の敏感な個人情報が流出した深刻な事案として対処することにした。
教育庁は今月14日、この学校を対象に今回の事案に対する真相調査に着手し、教師に対しても近いうちに監査を実施すると明らかにした。
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