手術は、テグ(大邱)市のク病院で行われた。腹腔鏡手術補助ソリューションは斗山ロボティクスと、医療機器向けシステムインテグレーション企業イロップ、およびプサン(釜山)大学機械工学科のチン・サンロク教授チームが共同開発したものだ。斗山ロボティクスの協働ロボットに、内視鏡カメラが搭載されている。
同ソリューションは、3キログラムの荷重に耐えられる。協働ロボットの6つの軸にはそれぞれジョイントトルクセンサーが搭載され、細かく正確な作業が可能だ。プログラムを通じて手術上の動線を最適化できるだけでなく、ジョイスティックで上下左右の移動や画面の拡大・縮小が簡単にできる。これまでは手術室看護師2~3人が長時間、内視鏡カメラを持ち続ける必要があったが、これを協働ロボットが代行することで医療現場の労働負担を低減できる。
執刀医を務めた同院のク・ジャヨル院長は「特段の予後もなく患者を退院させることができた」と説明した。
斗山ロボティクスのリュ・ジョンフン代表は「韓国の技術で開発された腹腔鏡手術補助ソリューションが、医療現場で活用された初の事例」と述べた。
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