IVYのミュージックビデオ　日本アニメ盗作と判決

韓国歌手IVY（アイビー）のミュージックビデオ『誘惑のソナタ』が日本のアニメーション作品の盗作と判定され、3億ウォン（約3040万円）の賠償金支払いが命じられた。
　
日本の映像制作会社＜スクウェア・エニックス＞が、IVYの所蔵事務所＜ファントムエンターテインメント＞とミュージックビデオの監督に損害賠償を求めた訴訟で、ソウル中央地裁は1日、原告側一部勝訴の判決を下し、3億ウォンの支払いを命じた。

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＜スクウェア・エニックス＞は、このミュージックビデオが自社の映像作品である『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』を盗用したものだと主張していた。

裁判部は、『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』がコンピューターグラフィックス（CG）、ミュージックビデオが実写だという相違点を除いては、時間構成や展開、背景、登場人物の容姿や服装などほとんどの部分が同一と認められ、被告は故意に原告の著作権を侵害したものと説明した。日本での『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』使用料が7億～10億ウォンという点を考慮し、財産的損害2億5000万ウォンに精神的損害5000万ウォンを合わせ、異例ともいえる高額の損害賠償金を提示した。