SKハイニックスが上海法人を清算、進出から17年で=韓国報道
SKハイニックスが上海法人を清算、進出から17年で=韓国報道
半導体大手のSKハイニックスが昨年10~12月期から、中国上海市にある販売法人の清算を進めている。半導体工場がある無錫市に、中国の販売機能を集約させる方針だ。

上海法人は2006年に設立され、2018年には中国内で最大の販売法人となっていた。2018年の年間売上高は7兆2913億ウォン(約8168億8822万円)、当期純利益は496億ウォン(約5億55698万円)を記録した。

一方、無錫法人は2010年に設立された。昨年は年間売上高が7兆9207億ウォン(約8874億円)、当期純利益865億ウォン(約96億9111万円)だった一方、上海法人の実績は2019年から非公開となっている。

上海法人清算の理由として業界では、同社の中国内の販売が無錫市中心となっているため、他地域に販売法人を置く必要がないためとみている。さらに無錫市の工場は、同社の全DRAM生産台数のうち約40%を製造する中核拠点となっている。

生産拠点と販売拠点の一元化により同社は、在庫および組織運用の効率化が可能となる見通しだ。上海法人の社員を無錫法人へ異動させるなど、すでに多くの機能を統合している。

世宗大学経営学部のファン・ヨンシク教授は「販売生産拠点が同じ地域にあるのは、相乗効果の創出のためにも理想的な姿。物流費用などの節減効果も見込める」と話した。


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