尹大統領はきょう午前、ヨンサン(龍山)大統領室で国務会議を主宰し、「増員を遅らせれば遅らせるほど、その被害は国民全てに返ってくる」と述べた。
尹大統領は、医療改革は国民の命令だとし、「国民の生命を守るために付与された医師免許を、国民を脅かし不安にさせる手段として使用してはいけない」と指摘した。医大増員に反対する専攻医(研修医)が先月から相次いで現場を離脱したのに続き、医大教授まで集団辞職の動きを見せていることを受け、これを批判したとみられる。
尹大統領は、「政府は医師協会と専攻医団体に医師増員の適正規模についての意見を聞くため、ことし1月に公文まで送ったが、医師団体は意見を提出せず、医師は不足していないという主張だけを繰り返してきた」とし、「毎年国民が医師の顔色をうかがいながら気をもまなければならないならば、まともな国と言えるだろうか」と問い返した。
また、「専攻医をはじめとした医師団体も参加し、病院外の闘争ではなく議論を通じて医療改革のための具体的な実行方案を共に作っていくことを期待する」とし、「これまで現場の民生討論会を実施してきたが、直接主宰する民生討論会の形の医療改革討論会を今後は開催し続けていく」と約束した。
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