全祐院被告
全祐院被告
常習的な麻薬投薬の容疑で裁判にかけられたチョン・ドゥファン(全斗煥)元大統領の孫であるチョン・ウウォン(全祐院)被告(28)の2審で、検察は懲役3年を求刑した。

全被告は20日、ソウル高裁刑事1-3部の審理で開かれた麻薬類管理法違反(向精神)などの容疑における控訴審の初公判で「絶対にしてはならない麻薬(投薬)をした」と善処を訴えた。

全被告は「昨年8月から着実に麻薬治療を受けており、最近は麻薬治癒・予防に関する運動に参加する機会もできた。今後も断薬に最善を尽くし、この分野で社会に役立つようにする」と述べた。

全被告の弁護人は「犯行を自白した点、自発的に麻薬に関する治療を受ける点などを考慮すると懲役刑に執行猶予を宣告した1審判決は不当とは言えない。検察の控訴を棄却してほしい」と要請した。

検察は1審と同様に全被告に懲役3年を求刑した。

検察は控訴の理由として「1審で被告人が自白した大麻喫煙を無罪とすることは誤りであり、量刑もあまりにも軽い」と主張したという。

全被告は2022年10月から昨年3月まで米国に居住し、多数の麻薬類を購入して投薬した容疑で裁判にかけられた。

なお、裁判所は来月3日を判決期日とした。
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