20代での出産を勧めたある女性が悪質な書き込みに苦慮し、結局公式に謝罪した。

SNSなどによると、23歳で出産したと自己紹介した女性Aさんは17日、自身のインスタグラムに「私の映像のせいで傷ついた方々に申し訳ないと申し上げる」との内容の動画をアップロードし、「若い時に出産しても子供が病気になることがあり、年を取ってから産んでも元気な子供は産める」と語った。

Aさんは「誰かを傷つけようとして作った映像ではない」として「少子化の時代に早く結婚して子供を産んだとしても長所が多いという肯定的な認識ができてほしいという願いで制作した映像だった」と動画の趣旨を説明した。

またAさんは「私のように若い時に(子供を)産んだ方々は励みになると言ってくれる反面、傷つく方々もいるようなのでコメントを残すことにした」として「『元気な子供を作れる』と述べた私の意見に傷ついた方がいらっしゃればあらためてもう一度申し訳ないと申し上げ、そして応援して下さった多くの方々に感謝の意を伝えたい」と話した。

先立ってAさんは9日に、自身のインスタグラムに「23歳で出産したら良い点20」というタイトルの動画を掲載していた。

Aさんは動画の中で、出産後の回復が早い、元気な子供を作ることができる、育児をするのに十分な体力がある 、強い責任感が生まれるなどの理由を挙げて、若くして出産した理由を説明した。

これに一部のネットユーザーらは、この動画のコメント欄に悪質な書き込みをし始めた。20代の出産は女性の多くを犠牲にしなければならないというのがネットユーザーらの主張だった。書き込みには「女性は赤ちゃんを産む機械なのか」、「20代の時に子供を産むと青春をあきらめなければならない」、「まだ準備が整っていない段階での出産かもしれない」、「まるで子供を遅く産むと良くないと言っているようで不快だ」などと主張しAさんを批判した。

しかし、若くして出産したAさんに対して、勇気をもって子育てをする母親を応援しようというネットユーザーもいた。

Aさんの動画は、各種のSNSやインターネット上で大きな話題になった。再生回数は数十万回に達し、結婚を控えたチョ・グク元法務部長官の娘チョ・ミンさんもAさんの動画に「いいね」を押した。

先月韓国統計庁が発表した「2023年出生・死亡統計(暫定)」によると、2023年の出生児数は23万人で、2022年(24万9200人)より1万9200人(マイナス7.7%)減少した。

子供を産む女性の年齢は毎年上昇しており、韓国で昨年出産した母親の年齢は平均33.6歳で、前の年より0.1歳上昇した。これはOECD平均の29.7歳より4歳近く遅く出産していることになる。
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