京畿南部警察庁の反腐敗・経済犯罪捜査隊は3月21日、捜査資料を流出した疑惑で仁川警察庁所属の幹部級警察官A氏を緊急逮捕した。A氏はイ氏の麻薬事件の捜査進行状況を盛り込んだ報告書を外部に無断で流出した疑いを受けている。しかし、A氏はイ氏の捜査を担当した仁川庁麻薬犯罪捜査係所属ではないことが把握された。
警察は同日、A氏の身柄を確保したのに続き、A氏が所属している事務所を含め、仁川庁に対する2次家宅捜索を行った。警察は1月にも、仁川庁麻薬犯罪捜査係事務室とイ氏の捜査情報を比較的詳しく報道した報道機関を押収捜索した。
先立って、京畿南部庁はことし1月15日、仁川庁から捜査情報流出経緯を把握してほしいという捜査依頼を受けた。故イ・ソンギュン氏の捜査をしてきた仁川庁が直接調査する場合、公正性を保障しにくいという憂慮により隣接の警察庁である京畿南部庁が捜査を引き受けることになったのだ。
イ氏の麻薬投薬疑惑は2023年10月19日の報道で初めて知られた。当時、イ氏は警察に被疑者として刑事立件された状態だった。その後、イ氏は約2か月間、3回にわたり警察の召還調査を受けた。3回目の召喚調査を受けた4日後の2023年12月27日、ソウル鍾路区の臥龍公園近くで遺体で発見された。
イ氏が亡くなった後、一部のメディアの無責任な報道形態と警察の公開召還が適切だったのかという論難が起きた。映画「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督と俳優のキム・ウィソンなど文化芸術家たちは「故イ・ソンギュン俳優の死に向き合う文化芸術家たちの要求」声明を発表し、捜査情報流出の経緯に関する真相究明と再発防止対策準備を促した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88