女性数十人と性関係した場面を撮影して実刑が確定した有名ゴルフ場リゾート会長の息子。来週には未成年者性売買容疑2審の判決が下される。

24日、法曹界によると、ソウル高等裁判所刑事10部(ナム・ソンミン部長判事)は今月28日午前10時、児童青少年性保護法違反(性買収)、麻薬類管理法及び性暴力処罰法違反の容疑で起訴されたクォン容疑者(41)への控訴審判決を宣告する。

有名ゴルフ場リゾート理事で、このゴルフ場運営会社会長の息子であるクォン容疑者は、2017年から2021年に渡り68回にわたって自分と女性たちの性関係の様子を違法に撮影して所持し、2013年から2016年に撮影された30以上の違法撮影物を保管した疑いで起訴された。

以後、大学生・モデル志望生などを相手に計51回の性売買を行い、2021年10月には未成年者を相手に2回性売買した容疑も適用された。犯行中に麻薬類を投薬した事実も明らかになった。

クォン容疑者は昨年4月、最高裁で懲役1年10か月が確定し現在服役中だ。その後、追加犯行の端緒をつかんで捜査を続けた警察が未成年者の性売買、麻薬投薬犯行証拠を確保し、追加起訴された。特に検察は、素材不明状態だった未成年被害者を見つけて補完捜査を行った末に公訴時効満了の1か月前にクォン容疑者を送検した。

これに1審裁判部は昨年11月に懲役1年2か月を宣告した。また、性暴力治療および薬物中毒リハビリ教育プログラム履修と5年間の児童・青少年・障害者関連機関への就職禁止も命令した。


1審は「クォン容疑者は様々な被害者との性関係の場面を同意なく撮影して所持し、青少年をはじめとする複数の性を買収した上に麻薬まで投薬とは罪質が悪い」としながらも「一部犯行を認めた点などを量型に考慮した」と 説明した。

ただし、クォン容疑者が秘書のソン氏とケタミンとエクスタシー(MDMA)などを投薬した容疑については「投薬事実を断定する証拠がない」とし、クォン容疑者の一部容疑とソン氏の容疑には無罪を言い渡した。この判決に検察とクォン容疑者双方が控訴した。
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