インドネシアのスラウェシ島にあるニッケル工場、グリーン・エコ・ニッケルは年間約2万トンのニッケルを生産する。
バッテリー部材の前駆体を開発する同社の子会社エコプロ・マテリアルズは2027年までに、年産量を約20万トンに引き上げることを目標に掲げる。このためには、年約10万トンのニッケルを安定的に確保していく必要がある。
これに先立ちエコプロは、インドネシアのモロワリ工業団地内にあるニッケル工場「QMB」に対して、2回にわたる持ち分投資を行いニッケル供給網を確保していた。「QMB」は、年産量は5万トン。エコプロがインドネシアで調達するニッケルは、エコプロ・マテリアルズが二次電池用前駆体の材料である硫酸ニッケルへ変えた後に前駆体として製造し、正極材大手のエコプロBMのほか、エコプロBMとバッテリー大手のサムスンADIが共同出資したエコプロEMなど、正極材製造を手掛けるグループ会社に供給する。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 101