25日、チュンチョンナムド(忠清南道)天安西北警察署は、飲酒運転で高校生をはねて死亡させた30代の男性A容疑者を逃走致死などの疑いで逮捕・拘束したことを明らかにした。
会社員のA容疑者はキョンギド(京畿道)平沢で酒を飲んだ後、車を運転し家の方向に約20キロメートル走行していたことが分かった。
警察によると、A容疑者は21日の午後8時40分頃、天安西北区の三叉路で信号を無視して走り、踏切を渡っていた高校生のBさん(17)をはねて死亡させた疑い。当時、A容疑者は時速50㎞の速度制限の道路を時速130㎞で走行していたことが分かっている。
A容疑者はBさんをはねた後も約1.8キロメートル運転し続け、電柱に衝突後に止まった。出動した警察が飲酒測定した結果、A容疑者の血中アルコール濃度は免許取り消しにあたる0.119パーセントと確認された。A容疑者は警察の調査に対し、飲酒状態で運転していたことを認めている。
さらにA容疑者は衝突事故の直前に他の運転者からあおり運転をしていたとして通報を受けていた。
最初の通報者は当時の状況について「車が木にぶつかって縁石に引っかかって立ち往生していた状況だったが、どうにかその場を抜け出そうとしてアクセルを踏んでいた」と説明している。
続けて「様子がおかしいと思ってすぐに警察に通報した」と話し、「(通報した後)見守っていたが、ある男性が大声で何か言いながら来た。その男性に『どうしたのか』と尋ねると『平沢からあの車にあおり運転をされ、警察に通報しながらここまで追いかけてきた』と言われた」と伝えた。
警察の関係者は「この車両は事故前に平沢であおり運転をしていたとして通報を受けていた」とし、「その後、天安でひき逃げ事故を起こした」と明らかにした。警察はA容疑者に対し危険運転の疑いでも取り調べを進めている。
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