27日韓国法曹界によると、ソウル中央地方裁判所は今月22日、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律上の詐欺容疑で起訴されたA被告(40)に懲役4年の刑を宣告した。
A被告は2021年7月、あるオンライン空間で「BTSのスタッフとして参加させてあげる」とし、BTSのファンを相手に153回にわたり計7億3859万ウォン(約7385万円)を奪った容疑を持たれている。
捜査機関によると、A被告はあるオンライン取引サイトで、「BTSの関係者チケットを買う人を探している」という内容の書き込みをし、被害者のBさんを誘引した。
A被告は、「私はHYBE(BTS所属事務所)と契約し映像を制作する外注会社のチーム長として働いており、スタッフとして参加したければ航空料金を払うように」とBさんをだました後、2022年1月22日まで犯行を行っていたことがわかった。
調査の結果、A被告は映像制作会社のチーム長ではなく、特別な収入や財産もなく借金がある状態だった。
裁判にかけられたA被告は自身の容疑を認めた。
裁判部は、「被告人は詐取した金銭の一部である1億3100万ウォン(約1477万円)を被害者に返済した」としながらも、「有名芸能人に対する憧れの気持ちを利用し巨額の金銭を詐取した罪責は重い」と判断した。
また、「被告人は過去に同種の詐欺により数回にわたり実刑を宣告された前歴があるにもかかわらず、累犯期間に同じ手法により詐欺を行っており、非難の可能性も高い」とし、「被害者は被告人が要求する金額を準備するため巨額の借入債務まで負担することになり、(借入問題を)現在まで解決できず精神的に苦しんでいる」と量刑の理由を説明した。
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