27日韓国法曹界によると、テジョン(大田)地方裁判所は保険詐欺防止特別法違反の容疑で起訴されたA被告(54)と娘のB被告(30)、息子のC被告(26)にそれぞれ懲役1年、懲役10か月、懲役8か月を宣告した。
家族はC被告が2016年3月にソウルの病院で「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」の診断を受けたのを契機に、「両足と右腕に深刻な障害が発生した」とうそをつき保険金を請求するため共謀した。
そして2021年11月29日に病院から発給されたC被告の後遺障害の診断書を利用し、2つの保険会社から1億8000万ウォン(約2030万円)を受け取った容疑で起訴された。
家族はC被告が痛みにより歩くことも難しく、右腕が使えず左手で食事するなど、日常生活が不可能だと医療機関と保険会社にうそをついていたことがわかった。
さらに3つの保険会社に12億9000万ウォン(約1億4555万円)の保険金を請求したものの、病院で日常的に歩く様子が保険会社の社員に発覚し、未遂に終わった。
犯行を終始否認していた家族は、警察がC被告の普段の活動が映った居住地付近のCCTV(防犯カメラ)を提示し追及すると、容疑を認めた。
大田地裁の判事は、「映像を見るまでは一貫してうそをつくなど罪質は悪く、詐取した保険金のうち1億6000万ウォン(約1805万円)を返還していない」と量刑の理由を説明した。
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