心筋梗塞の90代…大学病院の “診療拒否”で「死亡」=韓国
心筋梗塞の90代…大学病院の “診療拒否”で「死亡」=韓国
韓国プサン(釜山)の90代女性が心筋梗塞により病院に移送されたが、病院側が救急治療を拒否したことから死亡した事実が伝えられた。

今月6日、釜山市指定の公共病院で心筋梗塞の診断を受けた90代の女性が、釜山の大学病院に転院を申し入れたが「不可能だ」という返事が返ってきた。このため女性は、さらに約10キロメートル離れたウルサン(蔚山)まで移送されたが、ゴールデンタイムを逃し亡くなったと、韓国民間放送局“KNN”が報道した。

この報道によると、遺族は「医療界の集団行動が、女性の亡くなった原因の一つだ」とみている。

遺族の一人はメディアに「移送されるのが遅かった」とし「釜山で処置されていれば、十分危険な山を越えることができたのに、1分1秒を争う状況で50分もかかった」と吐露(とろ)した。

遺族は大学病院の救急センターがきちんと作動していないことから起きたことだ」として、保健福祉部(省)に通報したが、1週間後に「しかたがない」という答えが返ってきたという。

これは「医療ストの影響もあったかもしれないが、違法事項ではないことから措置をとることはできない」という意味だとみられる。

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