LSグループが古河電気工業との合弁会社を買収、巻線事業の市場拡大へ=韓国報道
LSグループが古河電気工業との合弁会社を買収、巻線事業の市場拡大へ=韓国報道
LSグループの米国子会社スーペリアエセックス(SPSX)はこのほど、巻線市場の拡大に向け、日本の古河電気工業と共に設立した合弁会社、古河マグネットワイヤ(EFMW)の古河電気工業の全持ち分を買収すると発表した。

これによりSPSXは、EFMWが保有していた北米や欧州、中国、マレーシアの巻線工場と、古河電気工業の日本やマレーシアにおける巻線関連の資産や施設、ブランドなどすべてを保有することになった。

SPSXの持ち分買収と合弁関係の解消に関する手続きは、4月末まで続く見込みだ。具体的な持ち分取得の規模は非公開。両者は今回の合弁解消が、今後の事業力を強化しメインの事業に集中するきっかけになるとしている。

LS電線はEFMWの買収を通じて、顧客とのパートナーシップを構築し研究開発(R&D)分野における成果を高めるなどして、欧米やアジアの巻線市場で主導的な立場に立つための足掛かりを作ったと話した。

これに先立ち両社は2020年、SPSXが61%、古河電気工業が39%の割合で合弁会社を設立し、巻線関連の技術力や生産拠点、営業ネットワーク、ブランドにおける相乗効果の創出に努めてきた。

一方SPSXは1930年に創業した巻線メーカーで、北米と欧州、中国に拠点を置く。LSグループが2008年、海外事業拡大のために買収していた。




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