米国がロシアを批判…「北との “堕落した取引”を隠そうとしている」
米国がロシアを批判…「北との “堕落した取引”を隠そうとしている」
米国は28日(現地時間)、国連安全保障理事会(安保理)の対北政策履行を監視する専門家パネルが、ロシアの拒否権行使により任期延長できないことについて、ロシアを正面から批判した。

米国務省の報道官はこの日の会見で「非常に失望した」とし「ロシアは北朝鮮と締結した ”堕落した取引(corrupt bargain)”を進展させるため、きょうの行動を通じて国際平和と安保を冷笑的に悪化させた」と伝えた。

報道官は「ロシアには、北朝鮮の不法なWMD(大量破壊兵器)開発を容易にしようとする意図があるようだ」とし「きょうの拒否は、ロシアがウクライナへの攻撃を続けるのに使用可能な武器を確保するため、『北朝鮮と結託した』というパネル報告を隠すための利己的な努力であった」と語った。

専門家パネルが今月20日に公開した報告書には「北朝鮮は国連の制裁にもかかわらず、ロシアがウクライナに対し使用するための武器をロシアに輸出し続けている」という情況が盛り込まれていたが、「ロシアがパネルのこのような活動を隠そうと、任期の延長に反対した」というのが報道官の説明である。

報道官は「われわれは、ロシアが北朝鮮との取引で自分たちがすべきことをどのような方法で履行しようとするのかを注視していたが、きょうその方法の一つを目の当たりにした」と語った。

つづけて「ロシア一国が、この拒否の結果に対し責任を負わなければならないだろう」とし「北朝鮮をより大胆にし、無謀な行動と(地域を)不安定にする挑発をさせるだけでなく、朝鮮半島の恒久的な平和への展望を暗くすることになるだろう」と指摘した。

また「専門家パネルの活動が終了したとしても対北制裁は有効であり、多国と協力して北朝鮮の脅威を減らし、北朝鮮をかばおうとする者たちに対応していく」と語った。

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