サムスン電子の半導体部門の営業利益。単位はウォン
サムスン電子の半導体部門の営業利益。単位はウォン
サムスン電子は1~3月期の実績(暫定値)を、5日に発表する。金融情報サービスを提供するFNガイドの集計を見ると、同期の営業利益のコンセンサス(エコノミストらによる予測値の平均値)は5兆円297億ウォン(約5654億1627万円)だ。昨年の同期間に比べて685.6%増となる。売上高のコンセンサスは72兆3242億ウォン(約8兆1303億円)。5四半期ぶりに70兆ウォン(約7兆8690億円)を超えることになる。

半導体にもっとも注目が集まる。半導体を取り扱うDS部門は、赤字から5四半期ぶりに黒字転換するとみられている。同社の営業利益が昨年から倍増したのは、半導体事業が好転したためだ。

主力のDRAMは1~3月期、2兆ウォン(約2248億9900万円)以上の営業利益を上げたという。もう一つの主力であるNAND型フラッシュメモリーでは1兆ウォン(約1124億1550万円)弱程度まで赤字幅を縮小したもようだ。

半導体業界の関係者は、サムスン電子のNAND型フラッシュメモリー事業について「4~6月期に黒字転換するだろう」と見込む。ただしメモリーを除く他の半導体事業は、目立った実績が出せずにいる点において、全体の実績に対する変数だといえる。




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