忠北大学病院の教授ら、外来診療から手を引く...「病院は完全に破産」
忠北大学病院の教授ら、外来診療から手を引く...「病院は完全に破産」
韓国チュンチョンプット(忠清北道)地域の唯一の上級総合病院であるチュンブク(忠北)大学病院の教授らが、週52時間の遵法診療をせずに、5日から診療を中断すると宣言した。

同大学病院・医学部教授会非常対策委員長のペ・ジャンファン氏は1日、同大学医学部施設などの公開現場において、「週52時間の遵法診療の場合、少し早く出て診療をするなど複雑だ」とし「今週金曜日から診療しない方向で決定した」と明らかにした。

同委員長は「週52時間診療すれば病院は完全に破産」とし「重症患者を担当する教授らを中心に見ると、基本的に遵法週52時間の診療は病院自体が維持できない」と述べた。それとともに「週に2回当直すればすでに48時間勤務することになる」とし「施術、診療などを合わせれば70時間はすぐに超える」と説明した。

ただし、一部の患者に限っては診療をすることを明らかにした。同委員長は「患者にすでに了解を求めたが、日程の調整が到底不可能な方々に対しては診療を行う」と述べた。

これに先立ち、非常対策委員会は専攻医の不在によって専門医らの疲労が蓄積するため、週52時間勤務をするかどうか議論すると明らかにした。

同委員長は「政府の医学部定員増員案に対する変化がなければ、教授らの反発は続くだろう」と述べた。続けて、「今回の大統領の対国民談話を聞いてみたが、以前と大きく変わったものはない」とし「医療現場に残っている看護師など医療スタッフはいつかはこの事態が落ち着き、学生と専攻医が戻って来てともに診療を継続できる環境になることを願っている」と吐露した。また、「そうでなければ、おそらく教授らも疲れて医療現場をさらに離れることになるだろう」とし「現在までに全体200人余りの教授の中で、90人近い人員が辞職願を提出した」と雰囲気を伝えた。

記者会見後、非常対策委員会は忠北大学医学部の講義室など教育現場を見て回り、政府による医学部増員の方針は合理的ではないという従来の立場を再度明らかにした。
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