タタ大宇商用自動車がサウジに工場設立、中東市場を開拓へ=韓国報道
タタ大宇商用自動車がサウジに工場設立、中東市場を開拓へ=韓国報道
韓国トラックメーカーのタタ大宇商用自動車(以下、タタ大宇)は3月5日、サウジアラビアのリヤドで、建設機械や部品などを製造するサウジ・ディーゼル・イクイップメント(SDEC)、鉄鋼業者のパーフェクト・アラビア・ファクトリー(PAF)といった現地企業と、同地へのトラック組み立て工場設立を推進する覚書(MOU)を締結したと発表した。

タタ大宇が技術支援を行うほか、SDECは現地でのトラック販売を、PAFは工場への施設管理と自動車生産のための人的資源を、それぞれ支援する。

タタ大宇は2014年、SDECと代理販売契約を締結し、サウジアラビア市場に進出した。昨年には大型トラック670台を輸出し、約480億ウォン(約53億8909万円)の売り上げも記録している。

今回の組み立て工場設立を機にタタ大宇は、サウジアラビアへの年間輸出台数1000台を目指すとしている。

また長期的には、輸出部門における三大拠点の一つであるサウジアラビアでの成長を図り、その後は現地で生産する製品を近隣国まで販売して市場を拡大したい意向だ。同社は最近、アルジェリアへの輸出販売を再開するなど市場を積極的に広げている。

タタ大宇のキム・バンシン社長は「現地の需要に迅速に対応し、協力会社と共に成長していく」と話した。



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