3日(現地時間)、フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、ロンドン国際先物取引所でインスタント用コーヒー豆の「ロブスタコーヒー」の先物は同日、3.8%上昇した1トン当たり3800ドルを超えた。コーヒー豆の価格は過去 12 か月間で68%以上上昇した。
このような価格上昇は、相次ぐ異常気象でコーヒー豆の不作が発生しているためだ。東南アジアで発生したエルニーニョ現象によって高温と日照りなど季節に合わない天気が続いている。コロンビアはエルニーニョの影響で主要産地であるアンティオキア(Antioquia)とウイラ(Huila)地域が深刻な日照りに見舞われている。
一方、コーヒーの需要は増え続けている。中国をはじめとするアジア諸国の中産層の拡大によりコーヒー豆の需要が増えており、価格上昇を煽っている。ブラジルコーヒー輸出協会(CECAFE)によると、1~2月のブラジルの中国コーヒー輸出量は前年同期比2.6倍増加した。これは米国(37%増)と日本(87%増)を上回った数値だ。
今年に入って農産物の価格は急騰している。ココアは1トン当たり1万ドル以上で取引され、2ヵ月で価格が2倍以上値上がりした。ブルームバーグのデータによると、オリーブオイルの価格は1月末に史上最高値を記録した。
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