4日旅館経営者のAさんは、「もともとカメラで廊下などを見ているが、ある男性(B容疑者)がきのう(3日)袋のようなものを持って出て行くのを見て、すぐに客室を確認しに行った」とし、「女性が微動もせず横になっており、おかしいと思っているとB容疑者がすぐに戻って来た」と世界日報を通じ当時の状況を伝えた。
Aさんが「どうしたんですか、大丈夫ですか」と死亡した女性の状態を聞くと、B容疑者は「酒に酔って眠っています。私が起こします」と答えたという。
当時、B容疑者が「(死亡した女性を)起こしてきょう出るつもりだが、もう1日だけ泊まる」と言い、宿泊料金3万ウォン(約3300円)を追加で払ったとAさんは話した。
Aさんは、「直後にB容疑者が女性だけを残して財布を持って旅館を出たので、おかしいと思い再び部屋に入って確認した」とし、「女性が死亡しているのを確認し、驚いてすぐに警察に通報した」と伝えた。
警察はCCTV(防犯カメラ)調査などを通じ死亡した女性と一緒に客室に宿泊していたB容疑者を確認し行方を追っている。
2人は先月29日からこの客室に滞在しており、この旅館には1年ほど周期的に訪れていたと伝えられた。旅館経営者はここ数日間、死亡した女性の姿が見えず、「2階の客室周辺で変なにおいがする」という清掃員の言葉も聞いたため、おかしいと思ったという。
警察は国立科学捜査研究院に解剖を依頼し正確な死亡原因を確認する一方、B容疑者が女性の死亡事実を知りながら現場を離れたのかどうかなど、詳しい経緯を調査する予定だ。警察関係者は、「遺体から他殺や自殺と断定できる外傷は発見されていない」とし、「1次解剖の所見を受け取り次第、B容疑者の手配などを決定する方針」と明らかにした。
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