現代自動車、4年ぶりに「信用格付最高ランク」に復帰=韓国報道
現代自動車、4年ぶりに「信用格付最高ランク」に復帰=韓国報道
先週、信用市場ではヒョンデ(現代)自動車が最高ランクである「AAA」に上がった。「AAA」の等級は信用格付会社の10等級の評価の中で最も高い等級だ。ロッテハイマートは昨年12月に韓国の信用評価で初めて「A」に降格されてから、国内の信用評価会社3社すべてで等級が「A」に下落した。一方で、サミャン(三養)食品は等級見通しが「肯定的」に上方修正された。

NICE信用評価は、現代自動車の長期信用格付を従来の「AA+(肯定的)」から「AAA(安定的)」に引き上げた。これは2020年4月に「AA+」の評価を受けて以来4年ぶりの等級変更だ。

現代自動車グループは、電気自動車やハイブリッド車などのエコカー部門で製品の競争力を確保し、主要な先進国の市場で優秀な販売実績を記録している。現代自動車グループの世界販売シェアは2020年までの5位から2021年以降は3位に上昇し、安定的に推移している。

NICE信用評価のホン・セジン研究員は「中短期的に国家政策や原油価格、技術発展のスピードなどによって電気自動車の普及率が決定され、需要が変動する」と述べ、「このような市場環境ではさまざまなパワートレインで製品競争力を確保した自動車会社が市場の変化に柔軟に対応できる」と説明している。

現代自動車の優秀な財務安定性も引き続き維持されるものとみている。昨年末の連結ベースで現代自動車の負債比率は61.6%、純借入金はマイナス16兆ウォン(約1兆8000億円)水準だ。ホン研究員は「現代自動車グループの設備投資および研究開発費などの投資資金は過去数年に比べて最多になる見通し」としながらも、「借入金を大きく上回る現金資産および豊富なキャッシュフローなどを考慮した時、非常に優秀なレベルの財務安定性が維持される見通し」と予測している。

また、NICE信用評価はキア(起亜)自動車の信用等級の見通しを従来の「安定的」から「肯定的」に上方修正した。起亜自動車もやはり負債比率73.2%、純借入金マイナス16兆ウォンを記録するなど、財務の安定性が優秀だと分析されている。

流通業と飲食業では明暗を分けている。韓国企業評価はロッテハイマートの格付けを「AA-(否定的)」から「A+(安定的)」に引き下げた。家電量販業界で市場の地位を保つなど事業安定性は優秀だが、中短期の営業実績回復の可能性が限定的との理由からだ。

一方で、韓国企業評価とNICE信用評価は三養食品の「A」の信用等級を「肯定的」に引き上げた。海外事業の成長に基づいて営業実績の改善傾向が維持されるとの評価からだ。

韓国企業評価のチャン・ミス先任研究員は「Kフードの人気上昇と製品の多様化、海外での営業実績拡大などにより海外売上が高い成長率を記録し、実績改善を牽引している」と述べ、「海外と国内の流通網の多角化や世界の営業マーケティング強化および追加の設備投資などを通じて海外売上は成長を維持する見通し」と予測している。

特にことしから世界営業マーケティングが本格化するとみており、輸出が拡大すると予測している。チャン研究員は「ミリャン(密陽)工場の2023年の平均稼動率改善の傾向を考慮した際、増加している海外での需要に対応することが可能だ」と述べ、「国内外での販促強化に加え原材料価格の下落などにより優秀な収益性が維持される見通し」としている。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 107