石を洗っただけで再生数「930万回」…会社を救った社員=韓国
石を洗っただけで再生数「930万回」…会社を救った社員=韓国
ある石材会社の社員が掲載した「石を洗う動画」がインスタグラムで再生数930万回を突破し話題となっている。

9日SNS上で話題となっている動画は「オニャンソクサン(温陽石山)キム代理」だ。

温陽石山はチュンナム(忠南)アサン(峨山)に位置する石材会社で、この動画を掲載した人物は温陽石山のキム・ミョンソン代理だ。

この動画でキム代理は大きなゴムのたらいに砂利を入れ水をかけて洗っている。キム代理は砂利を洗った水がきれいになるまで砂利を洗い続ける。この動画はインスタグラムで930万回の再生数を記録した。

このほかにも、キム代理は自社製品の石について説明し、石を洗って加工する様子も見せている。

キム代理は給料支出を管理する社員だ。不動産業の不景気で会社の主力製品である造園石の売り上げが減ったため、会社を宣伝するため2年前からインスタグラムに動画を掲載し始めた。

その後、キム代理の動画が話題となり、収益の悪化に悩んでいた会社の売り上げが上昇する効果まで出ている。

ネットユーザーらはこの動画が人気を集めている理由について、キム代理の誠実さが通じたためとみている。キム代理は動画で自身がしている仕事に対する愛情と自負心を見せているだけでなく、ネットユーザーらのコメントには1つずつ返信をし積極的に疎通している。

動画が口コミで広まったことで石を購入したいという一般顧客が増えたが、当時、この会社は20キログラム単位でしか石を販売していなかった。

そこで、ネットユーザーらは「ペット・ロック」を販売してはどうかというアイディアを出し、温陽石山はペット・ロックの販売に乗り出した。

ペット・ロックは石をペットのように育て、磨いたり服を着せるなど気持ちを通い合わせる石だ。最近、社会生活や人間関係に疲れた人たちの間で情緒的な安定を求める目的で人気を集めている。

先月17日(現地時間)、米日刊紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)も韓国のペット・ロックの流行を紹介し、「過労な韓国人が『ペット・ロック』と休息をとっている」と伝えた。

温陽石山のペット・ロックの販売は成功的だった。販売開始から40秒で準備した数量が完売した。温陽石山はファンの声に応えるためこの販売金額を寄付した。
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