10日、日本経済新聞によると、日米首脳会談のために米国を訪問中の盛山正仁文部科学大臣は、9日(現地時間)米航空宇宙局(NASA)ビル・ネルソン局長と米国の有人月探査「アルテミス計画」への参加に関する文書に署名した。
これにより、日本人宇宙飛行士2人と日本自動車企業トヨタなどが開発した探査車1台が月に行くのが公式化された。
アルテミス計画は、ギリシャ神話月の女神アルテミスから取った米国主導の国際月探査プロジェクトだ。韓国をはじめ36カ国が参加している。アルテミス計画には月面有人着陸を含め、月軌道に有人中継宇宙ステーション「ゲートウェイ」建設などが含まれている。 2026年には、米国人が月に着陸する計画も盛り込まれている。米国は1969年7月「アポロ11号」に搭乗した宇宙飛行士ニール・アームストロングが月に着陸した後、これまで計12人が月に足跡を残した。アルテミスプログラムが順調に進行された場合、日本は米国に続き、2番目に宇宙飛行士が月に着陸する国になると日経は伝えた。
日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)とトヨタ、三菱重工業が開発する月探査船「ルナクルーザー」の発射を2031年に目指している。車内の気圧を調節し、宇宙服の着用なく搭乗して生活できる月の「キャンピングカー」の役割をするものと見られる。月に行く2番目の日本人宇宙飛行士が、2032年に月に着陸、運転する予定だと日経は報道した。
アルテミス計画ですでに日米は2人の日本人宇宙飛行事を送るのとは別に、新しい宇宙ステーション「ゲートウェイ」に日本人1人が搭乗することに合意した状況だ。
日米の有人月着陸の挑戦は、中国をけん制するという意味もあるという評価だ。中国は米国に対抗する「宇宙強国」を自称し、地球軌道を回る宇宙ステーション「天宮」を運営している。
日経は「日本が有人探査活動のノウハウを蓄積できれば、今後26兆円に達すると予想される月の経済圏構築で存在感を発揮できるだろう」とした。
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