統計庁の国家統計ポータルによると、2023年に行政区域をまたいでソウルへ移動した人は120万7000人だった。
13年以降は七つの理由別に転入・転出を調べており、昨年は「教育」を理由とするソウル転入者数が9万2000人と、これまでで最も多かった。13年の6万8000人から17年に7万3000人、20年に8万2000人と増え、新型コロナウイルスの流行が始まった21年に7万6000人に減ったものの、22年は8万3000人と再び増加に転じた。23年は10年前に比べ2万4000人多い。
教育以外では、マイホーム取得や住宅賃貸契約期間の満了など「住宅」を理由としたソウル転入者数が13年に68万2000人に上っていたが、23年は38万3000人に急減した。「家族」も13年の32万3000人から減少が続き、23年は27万2000人だった。一方、「仕事」は13年の26万7000人から23年は29万人に、「住居環境」は3万6000人から7万6000人に、それぞれ増加した。
昨年、転入者数が過去最多となったのは「教育」だけだ。教育を理由とする人たちの転入先をソウル25区別でみると、有名学習塾が集まっている江南区が最も多く、主要大学がある冠岳区、城北区、西大門区と続いた。
ソウル市は1990年以降、転出が転入を上回る転出超過が続いている。昨年までの34年間で転出超は350万6000人に上った。住民登録に基づく人口統計によると、同市の人口は15年の1002万2000人がピークで、翌年は1000万人を下回り、昨年は938万6000人だった。
Copyright 2024YONHAPNEWS. All rights reserved. 40