ブリーチ施術後にはだしで逃走…美容室に残したメモ=韓国
ブリーチ施術後にはだしで逃走…美容室に残したメモ=韓国
高価なブリーチの施術を受けた客が支払いをせずにメモ1枚を残し逃走したという、いわゆる「食い逃げ」をされた美容室のオーナーが悔しさを訴えた。

今月12日、JTBC「事件班長」に情報提供された内容によると、今月9日にある男が予約をせずに情報提供者が運営する美容室を訪れた。

オーナーのAさんは客がいて施術が難しいため1時間後にまた来るように言った。男はわかったと言い店を出たが、1~2分後に戻り、「他に行く場所がないので、ここで1時間程度待つ」と言ったという。

1時間後、男は高価なブリーチ製品を選び施術を受けた。ブリーチの費用は6万4000ウォン(約7100円)だった。

しかし男は支払いの過程でポケットを探りかばんまで下ろして財布を探すふりをすると、突然カウンターにメモを置きそのまま店の外に逃げた。

メモには、「私は22歳で作家を志望しているが、今は生活が苦しく金がない。後でたくさん稼いだらこの恩は必ず返す」という内容が書かれていた。

驚いたAさんはすぐに男を追いかけ美容室を出た。しかし男は履いていた靴まで脱ぎ捨てはだしで走り出した。道をよく知っているように路地ごとに隠れもした。

結局Aさんは男を捕まえることができなかった。Aさんは、「メモはあらかじめ書いて来たのではなく店で待機している間に書いたようだ」とし、「オーナー1人で働いているのを知り計画して来たようだ」と怒りを表した。

実際にCCTV(防犯カメラ)映像には美容室の椅子に座り何かを書く男の姿が映っていた。

男が残したメモの他に別のメモも発見された。そこには、「私もパニック障害があり体の調子が良くないが克服している。オーナーが客の言葉に共感してくれる姿を見て私も感動した」という内容が書かれていた。

Aさんは、「別の客が交通事故に遭ったという話に共感したのでこのような内容を書いたようだ」と話した。

Aさんは、「付近の店も同じ被害に遭うのではないかと思い通報する決心をした」とし、「警察にCCTVとメモを提出した状態」と付け加えた。

パク・ジフン弁護士は、「理解できない。軽犯罪処罰法に該当する可能性もあるが、もし常習犯であれば金を払うように見せかけてサービスを受け、支払いをせずに逃走したため詐欺罪になる可能性もある」と話している。
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