この日、韓国キョンギド(京畿道)のアンサン(安山)市のファラン遊園地で開催された、セウォル号沈没事故の10年となる追悼式典で、派遣記者団と会ったホン議院内代表は、こう述べた。
彼は「大統領が選挙敗北以後、変化した姿を見せるというが、このような所に来て本人が実質的に変わった姿を見せてほしい」と付け加えた。
ユン大統領はこの日、セウォル号惨事10年となる追悼式に参加しなかった。しかしソウル市ヨンサン(龍山)大統領室で主宰した国務会議で「10年が過ぎたが2014年4月16日、その日の状況が今でも目に浮かぶ」とし「悲しい犠牲者の方々のご冥福をお祈りしつつ、ご遺族の皆様に改めて心からのお悔やみを申し上げる」と述べた。
一方、ホン院内代表はセウォル号惨事については「10年の歳月の間に真相究明がきちんと行われておらず、被害者に対する名誉回復や責任者処罰なども行われていないことについて、大変胸が痛い」とし「この問題については真実に向かい、また被害者と遺族の名誉回復と関連者処罰が成し遂げられるよう、政治権と政府がもう少し前向きな姿勢を見せてほしい」と述べた。
これに先立ち、共に民主党イム・オギョン院内広報担当者はこの日午前、民主党院内対策会議を終えた後、取材陣に、セウォル号惨事当日、パク・クネ(朴槿恵)前大統領の「7時間の行動」をはじめとする大統領記録物公開を推進できると明らかにした。
イム広報担当者は、22代国会でこれを推進するかという質問に「国民の力議員らもイテウォン(梨泰院)特別法や傷病特検法を必ず通過させなければならないと発言し、21代国会最後まで国民の力議員らの協力で法案を通過させることができれば、セウォル号惨事と関連しても(大統領記録物公開基準を)通過させることはできるのではないかと考える」と答えた。
現行法によると、大統領記録物は等級によって最長30年まで閲覧が禁止されているが、閲覧のために在籍国会議員の3分の2以上(200人以上)同意が必要だ。
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