AI半導体の発展へ向け政府主導で会議を開催、世界主要3か国入りを目指す＝韓国

ユン・ソギョル（尹錫悦）大統領が人工知能（AI）半導体技術分野で世界主要3か国入りを果たすという目標を掲げた取り組み「AI半導体イニシアチブ」を提起した。その実行計画を作成するため、AI戦略最高位協議会による第1次AI半導体分科会議が行われた。

　AI半導体分科会議には、サムスンやSKハイニックスなどメモリー半導体企業、KTやNHNクラウドなどのクラウド企業、LGのAI研究所などのAI企業、サピオンなどのAI半導体企業のほか、学会や研究機関のAI・AI半導体専門が参加した。

　「AI半導体イニシアチブ」は、AIモデルからAI半導体、ハードウエアとソフトウエアが融合したAIサービスに至る9大革新技術と投資、人材育成、インフラ、海外進出、AI倫理規制などを支援するための戦略からなる。

　科学技術情報通信部と産業通商資源部は、同文化会議で議論された内容を政策に反映すると同時に、「Kクラウドアライアンス」の組織や「AI半導体協業フォーラム」の開催など、官民による協力チャンネルを基に産学研の疎通を促進する計画だ。

　また、産業通商資源部は需要と供給の連携や研究開発（R&D）支援、試験・検証インフラ構築、資金調達などを含む総合的な政策支援を計画している。