総選挙当日、駅で放送各社の予測報道に見入る人たち=9日、ソウル(聯合)
総選挙当日、駅で放送各社の予測報道に見入る人たち=9日、ソウル(聯合)
【ソウル11日聯合】第18代国会議員総選挙で放送各社の予測調査が実際の結果とは大きな開きがあったことに対し、KBS、MBC、SBSの放送局3社は10日夜のニュースで謝罪するとともに、今後の正確な選挙放送を約束した。3社は9日午後6時、総選挙の投票締め切りと同時に予測調査結果を発表したが、ハンナラ党や親朴連帯などの議席数で予測を外している。
 SBSは予測報道が実際の結果とは差があり視聴者を混乱させた点をおわび申し上げるとした後、予測が外れた原因について、同社の依頼で調査を実施した調査機関側は超激戦区が非常に多かった点を挙げていると釈明した。出口調査を実施しなかったSBSは、「投票率が過去最低にとどまり、予測調査に応じた50万人のうち相当数が実際には投票に参加しなかったことも誤差が発生した原因」と分析した。

 MBCは与党の議席数が毎回予想に達しない理由について、「世論調査内容が実際の投票に影響を与えるためだと専門家はみている」と述べた。ハンナラ党が過半数議席を優に超えるという世論調査結果が報じられ続けたことが、有権者にけん制心理として働き接戦区の結果をひっくり返したとの分析を伝えた。KBSは、比例代表の議席数をハンナラ党は実際より多く、親朴連帯は実際より少なく見積もっていたことが決定的な理由だとした。

 3社は4年前の第17代総選挙でも不正確な予測報道を謝罪している。

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