「グローバル中枢国家」を掲げる韓国政府は、国際的プレゼンスにふさわしいG7パートナー定着を目指し、積極的に「G7プラス外交」を展開してきた。だが、現在開催中のG7外相会合に続き、6月のG7サミット出席も逃した。
G7サミットは6月13~15日にイタリア南部プーリア州で開かれる。イタリアは同会議でウクライナ情勢や中東情勢、アフリカの開発支援、移民問題などを議論すると公言してきた。海外メディアによると、アルゼンチンやエジプト、チュニジア、インド、ブラジルなどが招かれる見通しだ。
ある外交筋は「議長国は重視する議題を討議できる国を招く。(招待されるかどうかを)G7との協力関係や韓国の存在感などに結び付けて考えるには無理がある」と指摘した。
別の外交筋は、3月に開催されたG7産業・技術・デジタル相会合、今月のG7財務相会合に韓国が招かれたことを取り上げ「G7と幅広く協力している」と述べた。また「G7と可能な範囲内でパートナーシップを引き続き強化することが基本原則」と強調した。
韓国はこれまで3度、G7サミットに招待された。米国と英国が議長国だった2020年と21年のほか、日本が議長国を務めた昨年は広島での同サミットに尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が出席した。22年にドイツで開催されたG7サミットには招待されなかった。
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