電動キックボードに乗っていて「どいてください!」...避けられなかった60代が死亡、判決は?
電動キックボードに乗っていて「どいてください!」...避けられなかった60代が死亡、判決は?
自転車専用道路で電動キックボードに乗っている途中、向かって来る60代の通行人と衝突して死亡させた30代の公務員が、1審で罰金刑を言い渡された。

法曹界によると21日、韓国スウォン(水原)地裁は、交通事故処理特例法違反(致死)の疑いで起訴されたA容疑者(32・公務員)に罰金1000万ウォン(約110万円)を言い渡した。

A容疑者は昨年8月24日の午前8時50分ごろ、キョンギド(京畿道)ヨンイン(龍仁)市スジ(水枝)区のソンボク川沿いにある自転車専用道路で電動キックボードに乗っている途中、向かって来る被害者B氏(67・男)と衝突して、B氏を死亡させた疑いで起訴された。

当時、A容疑者は幅が狭くカーブのある下り坂で電動キックボードに乗って走行している途中だった。

A容疑者は歩行者B氏を発見した後、「どいてください」と叫んだが、携帯電話を見ていたB氏がA容疑者を確認することができなかったため、避けられなかったことが分かった。

この事故の衝撃によって歩行者のB氏は倒れて、病院に搬送されたが、4日後に外傷性硬膜下出血で死亡した。

裁判所は「被害者が死亡する重い結果が発生した」とし「ただし、A容疑者の過失にB氏の過失が一部競合して発生した点と被害者遺族に相当な金額で合意した点などを考慮して、このような刑を決める」と判示した。
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