インドネシアのイジェン火山“撮影スポット”で中国人観光客が転落死＝中国報道

インドネシアのイジェン火山で、写真撮影をしていた中国国籍の女性観光客が崖から転落して死亡した。

現地警察によると、事故が発生したのは20日午前6時ごろ（現地時間）。被害者の女性（31）は夫と共にイジェン火山を訪れた。現地のガイドが同行していたという。

女性は崖の上で写真を撮っていた途中、履いていたロングスカートの裾を踏んで後方に倒れ、崖から約75メートル下に転落した。

女性が転落した場所は複雑でたどり着くのも簡単ではなく、救助隊員が女性を救出するのに2時間あまりかかった。女性は頭部などに重傷を負い、死亡が確認された。

現地のガイドは女性らに対し、「このスポットは危険だ」と何度も注意を促していた。

中国メディア「上観新聞」によると、女性が転落した場所は中国のネット上で「撮影スポット」とされており、多くの人がここで写真を撮ってSNSに投稿するなどしている。中にはこの場所に到着後、見栄えのする服に着替えて記念撮影する人もいたという。