「愛車に傷をつけられて」...里親になった猫76匹を殺した20代に実刑=韓国
「愛車に傷をつけられて」...里親になった猫76匹を殺した20代に実刑=韓国
自身が駐車しておいた車に野良猫が傷をつけたという理由などで、猫の里親サイトから猫数十匹を譲り受けて、残酷に殺した20代に裁判所が実刑を宣告した。

韓国チャンウォン(昌原)地方裁判所は、動物保護法違反の疑いで起訴された20代のA容疑者に懲役1年2か月を言い渡したと、22日に明らかにした。

A容疑者は2022年12月から昨年9月まで、キョンサンナムド(慶尚南道)キメ(金海)、プサン(釜山)、キョンサンプット(慶尚北道)ソンジュ(星州)、テグ(大邱)、キョンギド(京畿道)ヨンイン(龍仁)など全国を歩き回り、計54回にわたって猫76匹を残酷に殺した疑いで起訴された。

A容疑者はインターネットサイトで猫を譲り受けたり、道で捕まえて犯行に及んだことが確認された。

A容疑者は犯行当時、猫1匹から最大4匹の首を絞めて殺したり、凶器で体を傷つけるなどの残忍な方法で殺した。

警察による調査で、A容疑者は自身が駐車しておいた愛車に野良猫が傷をつけたことに腹が立ち、猫に対する嫌悪感のためにこのような犯行に及んだと供述した。

裁判所は「計画的に繰り返して犯行に及んだ点、何も悪くない猫の生命をまるで紙くずのように扱うなど、その手段と方法が言い表せないほど残酷な点に照らしてみれば、生命に対する大切さを悟らせるためにも施設内での処遇は避けられない」と指摘した。

ただし、「初犯で反省している点、教化更生する余地があるように見える点を参酌して刑を決めた」と量刑理由について明らかにした。
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