韓国の防衛産業83か所のうち10余か所がハッキングされたが、具体的な被害規模は推算されていない。しかもこれらの企業は、その多くが警察の捜査が始まるまで被害の事実を知らずにいたことから「防衛産業業界全般のセキュリティ管理がおろそかだったのではないか」という指摘が出ている。
韓国警察庁国家捜査本部の安保捜査局は23日「国家サイバー危機管理団と協力し捜査した結果、北朝鮮のハッカー組織であるラザルス・アンダリエル・キムスキーが国内の防衛産業技術を盗むため、合同で攻撃した事実が初めて確認された」と明らかにした。
警察は「今回の捜査により、少なくとも1年6か月前から比較的最近までハッキング攻撃があったという事実は確認したが、具体的な犯行期間や全体的な被害規模は把握が難しい」と伝えた。
また警察は「北朝鮮が『韓国の防衛産業技術を盗む』という共通の目標の下、多数のハッカー組織を投入する総力戦のかたちで攻撃を敢行した」という事実を突き止めたという点を強調し「その背後にはキム・ジョンウン(金正恩)北朝鮮総書記の具体的な指示があった」と推定した。
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