医療ストでオンライン診療が6.5倍増加、その場しのぎの対応より法制化が必要との声も=韓国
医療ストでオンライン診療が6.5倍増加、その場しのぎの対応より法制化が必要との声も=韓国
大学医学部の増員に反対して専攻医(研修医)など医療関係者が職場を離れる事態が続くなか、保健福祉部は2月末、再診患者のみを対象としていた非対面診療について、すべての患者を対象とした。これにより3月における非対面診療の申込数は15万5599人と、2023年11月の2万3638人に比べ6.5倍に膨らんだことが明らかになった。

同部は重症疾患に対し難易度の高い医療を施すことができる上級総合病院では重症・応急患者、総合病院では重等症(重症と軽症の間)患者、地域の小規模な病院では軽症患者に、それぞれ対応できるよう医療体制を改編した。非対面診療により、重等症患者と軽症患者にはある程度対応できたとしている。

しかし非対面診療に対応する上級総合病院、第2次総合病院はいまだ出ていない。理由として業界の関係者は「医療関係者による職場離脱の影響が大きい上級総合病院が、非対面診療の導入をためらっているため」と話した。

一方で非対面診療業界では、医療の空白に非対面診療で即興的に対応するよりも法制化がもっとも重要だとの立場を示している。業界の関係者は「利害関係者たちと積極的な意見交換が必要だが、医療関係者が職場を離れているためこうした場も減っている状況」と話した。

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