ポスコが浦項にシリコン系負極材料工場を完成、年産550万トン=韓国
ポスコが浦項にシリコン系負極材料工場を完成、年産550万トン=韓国
酸化ケイ素(SiOx)負極材料メーカーのポスコ・シリコンソリューションは、ポハン(浦項)ヨンイルマン(迎日湾)工業団地に、年産550万トン規模のSiOx負極材料工場が完成したと発表した。

今回、完成したのは後工程を担う工場だ。同社は顧客によるシリコン系負極材のニーズに迅速に対応するため、同工場を建設した。

これに先立ち2022年7月、ポスコグループは負極材のポートフォリオを強化し、増加する市場の需要に先駆けた対応を行う目的で、SiOx関連の技術を持つスタートアップ、テラテクノスを買収していた。後にポスコ・シリコンソリューションへと社名を変更し、2023年4月に工場を着工した。

ポスコ・シリコンソリューションはことし9月、前工程を担う工場も完成させる予定で、2030年までに年産2万5000トンに上るシリコン系負極材の生産体制を整える。

ポスコグループは今後、炭化ケイ素(SiC)負極材料も生産する計画だ。化学大手のポスコフューチャーM(旧ポスコケミカル)が4月末、迎日湾工業団地に設置したシリコン系炭素複合材料のデモプラントを稼働させる予定となっている。

ポスコグループはニッケルをはじめとした二次電池材料と正・負極材、シリコン系負極材、固体電解質など二次電池材料のバリューチェーンを強化していく計画だ。


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