南部の釜山港(資料写真)=(聯合ニュース)
南部の釜山港(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が25日発表した1~3月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前期比1.3%増加した。輸出と建設投資の好調に支えられ、2021年10~12月期(1.4%増)以来2年3カ月ぶりの高水準を記録した。

 輸出の急減により22年10~12月期に0.3%減となった成長率は、昨年1~3月期(0.3%増)に持ち直してから5四半期連続でプラスを維持した。

 1~3月期を部門別にみると、建設投資が建物と土木建設がともに回復したことで2.7%増加した。

 輸出も携帯電話など情報技術(IT)を中心に0.9%増加。民間消費は衣類など財貨と飲食・宿泊サービスが伸びて0.8%増となった。政府消費(政府支出)も物件費を中心に0.7%増えた。

 一方、設備投資は運送装備などが振るわず0.8%のマイナスとなり、輸入も電気装備などを中心に0.7%減少した。

 1~3月期は、建設投資を含む民間投資と輸出から輸入を差し引いた純輸出がGDPをそれぞれ0.6ポイントずつ押し上げた。民間消費は0.4ポイント、政府消費も0.1ポイントのプラス寄与となった。ただ、政府投資はGDPを0.1ポイント押し下げた。

 経済活動別の成長率は建設業が4.8%で最も高く、電気・ガス・水道業が1.8%と続いた。

 化学製品・運送装備などを中心に製造業も1.2%成長し、サービス業は卸小売・宿泊飲食業などを中心に0.7%増えた。しかし、栽培業などの萎縮により農林漁業は3.1%のマイナスとなった。

 1~3月期の実質国内総所得(GDI)は2.5%増加し、実質GDP成長率(1.3%)を上回った。  


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