患者のたらい回しが発生しないよう、行政安全部、保健福祉部、消防庁が救急患者の移送方案を模索=韓国
患者のたらい回しが発生しないよう、行政安全部、保健福祉部、消防庁が救急患者の移送方案を模索=韓国
韓国で、救急患者をより迅速かつ正確に適正な病院に移送できるよう、患者の分類および病院選定システムが改善される。

行政安全部と保健福祉部、消防庁は28日、救急患者の病院移送遅延問題を解決するため、患者移送および転院システムの改善案を用意し、24日に‘医師集団行動中央災難安全対策本部(中対本)’会議で議論したと発表した。

まず、救急患者を病院に搬送したり、1次診療病院から他の病院に転院する場合、保健福祉部中央救急医療センター傘下の4つの圏域の広域救急医療状況室で病院選定を支援し、迅速な患者移送が行われるようにする方針だ。

これまで119救急隊は移送病院を選定する際、個別病院にその都度電話するか、119救急状況管理センターを通じて移送病院が選定されるまで待つしかなかった。

また、救急患者の転院が必要な場合も病院間の独自の連絡を通じて病院選定が行われるまで待たなければならなかった。

保健福祉部と消防庁は、救急隊員の患者重症度分類教育も強化する。

消防庁は、現場で正確な患者評価が行われるように心停止、呼吸困難など、重症救急患者の発生時に現場の救急隊員が119救急状況管理センターに勤務する救急指導医師に義務的に医療指導を受けるようにする計画だ。

さらに、両機関は移送および収容の全過程に対する適正性評価を設け、救急隊員の患者状態評価、病院への情報伝達の過程、病院の収容困難の理由の妥当性などを全般的に評価する方針だ。

問題点を改善して現場に反映するなど、還流過程を強化し、評価結果によって迅速に病院で応急患者を受け入れた場合、補償と免責を与えるなどのインセンティブ案も一緒に推進する。

自治体は、患者の症状や重症度、移送距離、地域別の特性などを考慮し、病院名が明示された地域別移送指針を樹立し、救急患者の発生時に迅速に対応できるようにする計画である。

イ・サンミン(李祥敏)行政安全部長官は「自治体および関係機関と協力して応急患者移送・転院システムの改善方案が迅速に履行されるようにする。政府は地域・必須医療正常化のための医療改革が成功するために最善を尽くす」と述べた。
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