3月の訪韓外国人客数も139万2000人と、20年以降で単月最多を更新し、19年同月比は97.1%に上った。
1~3月期の訪韓外国人客数を国・地域別にみると、中国が101万5000人で最も多く、次いで日本が66万6000人だった。
文化体育観光部の関係者によると、中国の海外旅行解禁は比較的遅かったが、韓国訪問者数は近ごろ急速に回復している。3月は前年同月比86.3%増の39万1000人で、3月、1~3月期とも中国からの訪韓客数が最も多かった。
昨年訪韓客数トップの日本からは、3月に33万9000人と前月の2倍近い人が訪れた。春休みを利用した旅行だけでなく、大谷翔平選手が属するドジャースとパドレスによる米大リーグ開幕戦のソウル開催に関心が集まった。
そのほかの国・地域の訪韓客数(1~3月期)は、台湾が30万6000人、米国が24万4000人、ベトナムが11万人、フィリピンが10万8000人など。これらは19年同期を上回っている。シンガポール(6万8000人)やオーストラリア(5万1000人)、フランス(2万7000人)、ドイツ(3万2000人)は19年同期の1.3~1.6倍に増えた。
4~5月も日本と中国を中心に訪韓客数が増加する見通しだ。文化体育観光部は、日本からゴールデンウイーク(4月27日~5月6日)を利用して1日1万人、計10万人が訪れ、中国の労働節(メーデー)連休(5月1~5日)に合わせた訪韓客も1日1万6000人、計8万人に上ると見込む。
文化体育観光部は中国と日本を成熟市場と位置付け、年代別・性別でバランス良く訪韓客を取り込みたい考えだ。スポーツや教育に絡めた観光など、コンテンツの多様化にも取り組む。
近ごろ訪韓客が急速に増えている米州、欧州に対しては、現地で密着型マーケティングを強化する計画だ。
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