関税庁が「家庭の月」である5月を前に、これらのサイトで販売されている子ども向け製品252点の成分を分析した結果、15.1%に当たる38点から有害成分が検出された。
このうち27点からは、基準値の最大82倍のフタル酸系可塑剤が検出された。フタル酸系可塑剤は長時間接触すると内分泌障害を起こす恐れがあり、子ども向け製品への使用が禁じられている環境ホルモンだ。
6点からは発がん性物質のカドミウムが検出され、その量は基準値の最大3026倍に上った。
5点からは基準値の最大270倍の鉛が検出された。
フタル酸系可塑剤は主に靴、学用品、おもちゃなどから、鉛とカドミウムは指輪、ブレスレットなどアクセサリーから検出された。
関税庁は、今回の結果は仁川税関で分析可能な有害物質を基準としたもので、他の有害物質に対する安全性は確認されていないと説明した。
また、有害物質が検出された製品が国内に持ち込まれないよう通関管理を強化する一方、安全性を確認するための成分分析も引き続き行うと明らかにした。
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