アンゴラ大統領の訪韓は2001年以来、23年ぶりとなる。
尹大統領は1992年にアンゴラと国交を樹立したことに言及し、「アンゴラは天然資源が豊富で若い人口の割合が高く、韓国は優れた技術力と経済発展経験を持っている。両国の強みを土台に相互協力をさらに拡大する方策を深く議論したい」と表明。ロウレンソ大統領は「韓国は短期間で発展した経験があるため、そのような部分を学びたい」として、「韓国と協力し、韓国が持つ発展経験をアンゴラも共にすることができればさらなる経済協力が可能だと思う」と強調した。また、朝鮮半島情勢が冷え込んでいることを念頭に「紛争は国際連携を通じて解決することが当然だ」との認識を示した。
ロウレンソ大統領は2017年の就任式で行った演説で、主要協力国12カ国の一つとして韓国を挙げた。韓国大統領室関係者は「ロウレンソ大統領はポルトガルによる植民地支配を受けた自国の発展モデルとして韓国を考えているとみられる」と述べた。
会談に合わせ、両国政府は貿易・投資分野での協力に関する覚書(MOU)を締結した。また、両国の保健医療分野での協力拡大基盤を構築するほか、国際犯罪への対応などでも協力する内容の覚書も結んだ。
韓国は6月4~5日、ソウルで韓国・アフリカ首脳会議を初開催する。
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