この日から新型コロナウイルスの危機ランクは「警戒」から最も低い「関心」に修正される。新型コロナウイルスの危機ランクは、「関心・注意・警戒・深刻」に分類される。
このような措置により、新型コロナウイルスは「エンデミック」により近づいた。韓国国内で新型コロナウイルスの最初の患者が発生した2020年1月以降、4年4ヵ月ぶりに完全な日常回復に入ることになる。
危機ランクを下げることを決めた要因としては、新型コロナウイルスの感染者が大幅に減り、短期間での流行急増が確認されていない点、新型コロナウイルスの死亡率・重症化率が続けて減少している点などが考慮された。疾病管理庁によると、新型コロナウイルスの新規感染者は今年の3月第1週に4705人だったが、4月第2週には2283人に減っている。
これからは防疫に適用されていた法的義務が解除され、「自律的防疫実践」に変わる。新型コロナウイルスの感染者は症状が改善した後、1日程度経過を調べてから異常がない場合、感染から5日が経っていなくても日常生活への復帰が可能だ。
医療機関や入所型感染者施設内のマスク着用も「義務」から「勧告」に変わる。療養病院など感染者施設入所者の先制検査も「勧告」に変わる。感染者施設の従事者や保護者の先制検査義務はそれぞれ2023年6月と8月にすでに「勧告」に変わっている。
医療支援も検査費や治療費の負担を最小化する方向に調整される。PCR検査の場合、健康保険が適用されるが、一時的に支給されていた約1万ウォン(約1140円)から3万ウォン(約3410円)の本人負担支援は終了する。無症状者への検査費支援もなくなる。
有症状者のうち、60歳以上、12歳以上の基礎疾患者や免疫低下者など、治療剤投与の対象群と医療脆弱地域にある療養機関、救急救命室の来院患者、集中治療室の入院患者を対象に、迅速抗原検査の支援は引き続き行う。
新型コロナウイルスのワクチン接種については2024年の季節接種まで全国民無料接種を維持する。2025年の季節接種は65歳以上の高齢者と免疫低下者などの高危険群に限って無料になる。
疾病管理庁の関係者は「新型コロナウイルスの危機ランクが下がり、感染者の隔離基準も緩和されるが、病気になれば休むことは韓国社会の健康保全のために必ず必要な文化」と述べた。
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